【千疋屋総本店フルーツパーラー】選りすぐりの精鋭果実が集結するフルーツパーラー
村上春樹の小説の中に、
紀伊国屋の野菜たちは
こっそり調教されているんじゃないか、
みたいな一節があったが
千疋屋に並ぶ果実たちも
おそらくSAT並みの特殊訓練を
しているに違いない。
1834年創業の【千疋屋総本店】
そこから1881年にのれん分けされた【京橋千疋屋】
同じく1894年にのれん分けされた【銀座千疋屋】
の3つがあり、それぞれは別の企業で
商品も異なっている。
千疋屋総本店はまさに千疋屋の総本山
特殊訓練を乗り越えた
精鋭中の精鋭が集結しているに違いない
1Fはフルーツやケーキを販売するメインストアと
オープンテラスのあるカフェテリア
そして2Fがフルーツパーラー
運よく窓際席に案内してもらった。
窓から見える景色
向かって右側は千疋屋本社が入る自社ビルとのこと。
ビルの谷間のちょうちんの奥には
福徳神社・芽吹稲荷があるとのことで
後で行ってみることに。
◎愛紅マンゴーパフェ 3,190円
日本橋本店限定
8月19日から9月中旬までの期間限定
近畿大学附属農場で栽培された
オリジナル品種の近大マンゴー「愛紅」
濃厚な味わいで繊維質が少なく
シルクのようになめらかな食感とのこと。
確かにマンゴーの濃厚な甘みとコクがありながら
繊細で上品な味わい
口の中でクリームと一体化するように
とろけていく。
マンゴー、生クリーム、バニラアイス、
マンゴーアイスクリーム、
果肉たっぷりのマンゴーソース
クッキーとかメレンゲとか
余計なものが一切入ってない
フルーツとクリームとアイスだけのパフェ
マンゴーそのもののような美味しさ
いくら好きでもパフェに3000円は出せん
と常々思っていたが
厳しい訓練を乗り越えてきた精鋭フルーツと
日本橋本店のホテル並みの接客・雰囲気になら
その価値はあるのではないかと
千疋屋スペシャルパフェ 2,530円
7種類の果物、苺・マンゴーの2種のソース
3種のアイスを重ねたパフェ
通常トップの飾りは苺なのだが
この時期はシャインマスカット
7種類のフルーツに苦手なものがあれば
他のフルーツに変更してくれる。
つれはキウイをピンクグレープフルーツに。
いつもは半分わたしによこすつれが
(期待していたのに)
完食したところをみると
やはり美味しかったのだろう。
フルーツパーラーへ向かう前に
1Fのストアに並ぶひとつ5,000円のマンゴーとか
15,000円のシャインマスカットとか
30,000円のマスクメロンを見ると
パフェの値段に対するハードルが
ぐっと下がるのが恐ろしいところである。
コメント
コメントを投稿